カテゴリ 政治・経済
人民元Ⅱ 進む国際化戦略
[著者] | 中国人民大学国際通貨研究所 | |||
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[監修] | 石橋春男・橋口宏行 | |||
[翻訳] | 岩谷貴久子 | |||
[定価] | ¥4,500 (税抜) | [発売日] | 2017年03月25日 | |
[ISBN] | 978-4-907051-18-1 | [Cコード] | 0033 | |
[ページ数] | 374ページ | [判型] | A5 |
内容紹介
シルクロードの再現を夢見る「一帯一路」戦略で、国際通貨人民元誕生へ! 前書「人民元ー国際化への挑戦」(2013年刊)では、国際通貨誕生の観点からの中国経済の分析であったが、本書では、「一帯一路」という、通貨のみならず総括的な国際戦略を打ち出し、その一環として人民元国際化を位置づけている。 読者は大学の研究者・学生や対中ビジネスに関わるビジネスパーソン、そして中国経済・金融に関心があり、より深く中国について知りたいという方々まで。
目次
はじめに
第1章 人民元国際化指数(RII)
第2章 人民元の国際化の現状
第3章 シルクロード:過去から未来へ
第4章 「一帯一路」と人民元の国際化:相互促進のヒント
第5章 「一帯一路」主要貿易品とインボイス通貨の選択
第6章 「一帯一路」インフラ融資における人民元
第7章 工業団地による人民元国際化の推進
第8章 人民元国際化を支える電子商取引
第9章 結論と提言
附録
あとがき
著者/監修者/翻訳者紹介
【著者】中国人民大学国際通貨研究所
2009年12月20日に設立された非営利の専門学術研究機関。新しいタイプのシンクタンクとして、貨幣金融理論・政策戦略の研究を行っている。「大金融」の枠組みと考え方を踏襲し、「中洋(中国と西洋)の理解・学問の伝承・政府への助言・国民の啓発・実事究是」をモットーに国際化・専門化・差別化を目指す。調査研究・国際交流・研究顧問はもとより、「中洋両文化の上を自由に闊歩する」国際金融パーソンの育成にも高い功績がある。
【監修者】石橋春男
松蔭大学経営文化学部教授・大東文化大学名誉教授。早稲田大学第一政治経済学部卒業、早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。中央学院大学商学部専任講師、大東文化大学経済学部教授・環境創造学部教授、日本大学商学部教授を経て現職、日本消費経済学会名誉会員。主要著書・訳書に、『中国経済データブック』(監修、科学出版社東京)、『人民元ー国際化への挑戦』(監修、科学出版社東京)、『レオン・ワルラスの経済学』(訳書、文化書房博文社)、『消費経済理論』(編著、慶応義塾大学出版会)他多数。
橋口宏行
大東文化大学非常勤講師。明治大学法学部卒業。大和証券投資信託販売株式会社(現三菱UFJモルガンスタンレー証券株式会社)に入社。平成12年より有限会社SRNを設立、代表取締役として大学生・社会人向け研修等の講師を務め、現在に至る。大東文化大学大学院経済学研究科修士課程修了、経済学修士。日本証券アナリスト協会検定会員。日本消費経済学会会員。主要著・訳書に『人民元ー国際化への挑戦』(監修、科学出版社東京)、『70%とれる証券アナリスト合格テキスト証券分析第2次の攻略法』(中央経済社)、『必ず決める!交渉力講座』(日本映像教育社)他多数。
【訳者】岩谷貴久子
翻訳家・翻訳講師。大学在学中および卒業後に中国南開大学に留学。企業勤務、中国語講師を経て、1993年より専業で翻訳に従事。中国の経済発展に伴う国家プロジェクト、国家間プロジェクトなどの重要案件を数多く経験し、その徹底した調査と言語特性や文化背景を意識した丁寧な翻訳ぶりで各界の定評を得る。2010~2012年版『ジェームス・リーの予言』(東洋出版など)の翻訳に参加。2014年より翻訳会社の運営に携わり、企業などに翻訳や異文化理解に関わる序言・提案を行う。主な訳書に『本場に学ぶ中国茶』、『ジャイアントパンダ 中国の自然に生きる』(ともに、科学出版社東京)、『本格チャイニーズ前菜100-簡単!ヘルシー!おいしい!』、『本格チャイニーズおもてなし前菜』(ともに監訳、科学出版社東京)他多数。