剪紙ー切り絵の寓意を読み解く
[著者] | 主編:王海霞 編著:周佳 | |||
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[翻訳] | 張京花 | |||
[定価] | ¥4,800 (税抜) | [発売日] | 2016年04月18日 | |
[ISBN] | 978-4-907051-40-2 | [Cコード] | 0071 | |
[ページ数] | 110ページ | [判型] | B5判 |
内容紹介
中国人の美意識の発露であり、手工芸技術の粋・「剪紙」は、人々の願い、憧れ、喜怒哀楽のすべてが込められており、繊細優美な作品の完成度はまさに神技。 本書は、「剪紙」の歴史的考察をはじめ、各地の伝統文化にも言及。掲載78作品に内包された寓意、作者にまつわるエピソードなど、ユネスコ無形文化遺産・「剪紙」の魅力すべてを紹介
目次
序文 王文章
まえがき 王海霞
1.剪紙の歴史
唐代――宋代――明代――清代――現代
2.剪紙の産地
北方―陝西省 山西省 河北省 山東省等
南方―江蘇省 浙江省 福建省 広東省等
3.剪紙の種類
4.剪紙制作の道具と工程
5.剪紙の保護と継承
6.剪紙作品の鑑賞
訳者あとがき
著者/監修者/翻訳者紹介
王海霞(おうかいか・女性)
1963年、遼寧省本渓市生まれ。
現職は美術研究所の研究員、民間美術研究室主任、中国芸術研究院民間美術研究センター主任。
主な実績:『世界芸術全鑑ー民間諸芸経典』(王樹村との共著、人民美術出版社)『光り輝く中国文明ー年画』『中国無形文化遺産叢書―年画』(王樹村との共著)『透視・・中国民俗文化の中の民間芸術』『中国内外の伝統民間芸術の根源を探る』『中国民間工芸美術』(編纂)など
周佳(しゅうか)
1981年、北京生まれ。
中国美術館民間美術部副主任。2005年に清華大学美術学院美術史学科の修士課程に入学し、中国民間美術の保護を研究テーマとする。修了後は中国美術館民間美術部に入り、民間美術の収集、研究、企画展示などの仕事に従事。
張京花(ちょうきょうか)
1976年中国吉林省生まれ。
2000年に来日。宇都宮大学大学院国際学研究科博士前期課程修了。各種翻訳学校を経て、現在、翻訳に従事。共訳に『中国絵画の精髄̶国宝に秘められた二十五の物語』『郎世寧全集』(共に科学出版社東京)などがある。